1月の給食献立を紹介します!

1月31日(金)

~ 節分献立 今年の節分は2/2です! ~

ちらしずし(ごはん ちらしずしの具 きざみのり)

牛乳 いわしのかば焼き 節分汁 黒糖福豆

 節分は季節を分ける日という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを指します。年に4回ありますが、昔の人は冬から春へと変わる立春を新しい1年の始まりと考えていたため、その前日の節分が特別な行事として現代に伝わっています。

 節分には、「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆をまいて幸福を招き、豆まきの後に自分の年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べ健康を願う風習があります。また、邪気除けの柊やいわしなどを飾ったり、恵方巻きをその年の縁起の良い方角を向きながら食べたりする習慣もあります。節分の行事食をいただき、新しい1年の健康と幸せを祈りましょう。

1月29日(水)

~ 全国学校給食週間(1/24~30) ~

☆給食タイムスリップ☆ 昭和20~30年頃

コッペパン(いちごジャム) 牛乳 

アジナゲット(2.2.2.3) 

キャベツとペンネのペペロンチーノ

白菜のクリームスープ

 昭和20年に戦争が終わり、子どもたちの栄養状態の悪化が心配されたことから、1946年(昭和21年)に、支援物資による学校給食が全校で再開されました。また、1950年(昭和25年)には、アメリカから寄贈された給食用物資を使い、「パン・ミルク(脱脂粉乳)・おかず」がそろった完全給食が実施されました。アメリカから支援された小麦粉を使って作られた、大きなコッペパンが当時の給食の主食だったため、肉じゃがや味噌汁など、どんな料理でもパンが組み合わされました。

 今日は、昭和20~30年頃の献立を基にした給食です。当時は安価な鯨肉がたくさん使われていたようですが、今ではなかなか手に入らない高級品になりました。給食では鯨の竜田揚げの代わりにアジで作ったナゲット、脱脂粉乳を加えたクリームスープです。

1月30日(木)

~ 全国学校給食週間(1/24~30) ~

☆給食タイムスリップ☆ 昭和50年頃

ごはん 牛乳 ローズポークの生姜焼き

豆腐と肉団子のスープ みかん

 昭和51年には、主食にごはんが登場し、「米飯給食」が正式に始まりました。パンやめんが主食だった時代と比べると、メニューの種類が増加し、カレーライスなどの米飯メニューが人気になっていきました。また、デザートなどが増え、色がカラフルになったのもこの頃です。当時はごはんを炊くための設備が整わず、月に1~2回程度しか実施できませんでしたが、平成時代になると週に3回以上米飯給食を実施している学校が増えました。今日は昭和50年頃の献立を基にした給食です。

 今日は「JA常総ひかり」からローズポークを無償提供いただき、生姜焼きにしました。「ローズポーク」という名前は、茨城県の県花「バラ」にちなんで名づけられました。やわらかく、味がよい肉にするため、ローズポーク専用のエサで育てています。生産者も、エサの管理の内容もはっきりしているので、おいしいうえにとても安全・安心な豚肉です。今日のローズポークは、常総市や下妻市で育っています。やわらかくておいしいローズポークの生姜焼きを残さず食べていました。

1月27日(月)

~ 全国学校給食週間(1/24~30) ~

☆給食タイムスリップ☆ 昭和40年頃

トマトクリームスパゲッティ

(スパゲッティ トマトクリームソース) 牛乳 

ブロッコリーとツナのサラダ(ごまドレッシング) 

きなこ揚げパン

 昭和38年頃には、パン以外の主食としてソフトめん(ソフトスパゲッティ式めん)が登場しました。ソフトめんは、時間がたっても伸びないめんとして開発され、メニューの幅が広がっていきました。また、昭和30年代後半には、脱脂粉乳のミルクが牛乳に切り替わりました。

 さらに、昭和27年に東京都の調理員さんが学校を休んだ子供たちのために作った「揚げパン」が、昭和30年代半ばには全国的に大人気メニューとなりました。

 今日は昭和40年頃の献立を基にした給食です。口のまわりを真っ赤にしながら「おいしい!」といって食べている姿にほっこりしました。

1月28日(火)

~ 全国学校給食週間(1/24~30) ~

☆給食タイムスリップ☆ 平成・令和

ごはん(おかかふりかけ) 牛乳

鶏肉の唐揚げ(2.2.2.3)

小松菜のナムル(塩中華ドレッシング) 豚汁

焼きプリンタルト

 昭和60年代になると、バイキング給食やカフェテリア給食が始まり、栄養バランスを考えて料理を選ぶことや、食事のマナーなどを学ぶための給食になります。

 現在では、ごはんを中心とした和食の献立を基本に、郷土料理や行事食を提供しています。また、さまざまな国の料理も取り入れています。そして、単に「食事の提供」だけではなく、栄養バランスや地域の食文化、食べ物への感謝の気持ちなど、さまざまなことを学ぶための「生きた教材」として、「食育」の役割も担っています。今日は子どもたちが好きな料理を組み合わせたリクエスト献立です。

 給食パクパク週間実施中で、みんな自分の目標に向かって、真剣に給食に向き合っていました。

1月23日(木)

~ 郷土料理(茨城県) ~

ごはん 牛乳 ハンバーグねぎ塩ソース

煮合い 大根の味噌汁

 茨城県は農地が多く、れんこんやごぼう、ねぎなど、1年を通して、多くの野菜が収穫されます。特に、霞ヶ浦でのれんこん栽培が盛んで、生産量は日本一です。こうした野菜王国の茨城県では、地元でとれる野菜を活用した郷土料理が今も根付いています。

 煮合いは、お正月やお祝い事などの人が集まるときには欠かせない郷土料理です。煮物に中に酢を入れることで、料理を日持ちさせる工夫がされています。今日の煮合いには、常総市で作られたにんじんと茨城県で育った鶏肉・れんこん・ごぼうが使われています。

 また、味噌汁には常総市で作られたにんじんや大根、米味噌が使われています。みなさんが生まれ育った土地の恵みに感謝し、その土地の伝統をつないでいきましょう。

1月24日(金)

~ 全国学校給食週間(1/24~30) ~

☆給食タイムスリップ☆ 明治22年・戦時中

ごはん(味付きのり) 牛乳 鮭の塩焼き

たくあん和え すいとん汁

 日本の学校給食は、1889年(明治22年)、山形県鶴岡町にあるお寺の中に建てられた私立忠愛小学校で、お弁当を持ってこられない子どもたちのために食事を提供したのが始まりとされています。当時は「おにぎり 鮭の塩焼き 青菜の漬物」でした。その後、学校給食の価値が広く認められるようになり、全国各地へ広まっていきました。しかし、戦争が始まると次第に食べ物が少なくなり、お米やおかずも食べられなくなりました。戦時中はお米の代わりの食事として「すいとん汁」だけの給食でした。今日のように具だくさんではありませんでしたが、当時は簡単に作れて体も温まり、空腹を満たしていたようです。

 今日から給食パクパク週間と残量調査が始まりました。給食の歴史を振り返りながら、それぞれの目標に向かって頑張りましょう!

1月22日(水)

シュプールパン 発酵乳 カレーロール

コーンポテト 白菜のコンソメスープ

 今日は「カレーの日」です。今から約40年前、全国の栄養士さんの話し合いで、1月22日の給食をカレーにすることを決め、一斉にカレーが給食に出されたことから「カレーの日」と決められました。カレーは昔から給食の人気メニューです。昨日のカレーライスに続き、今日はカレーをハムで包んで揚げました。昨日のカレーよりもスパイシーでした。

 6年生は卒業まであとわずかとなりました。毎日クラス全員で取り組む目標を決めているそうで、今日の目標は「給食完食」でした。いつも残さず食べる児童が多い6年生なので、写真のとおり全員...?きれいに残さず食べていました。

1月21日(火)

カレーライス(麦ごはん チキンカレー) 牛乳

オムレツ フルーツりんごゼリー和え

 今日のデザートのゼリーはりんご味です。りんごは秋から冬が旬の食べ物です。「りんごが赤くなると、医者が青くなる。」という言葉があります。赤くなったりんごを食べたら病気知らずで、お医者様にかからずにすむという意味で使われています。「ビタミンC」や「食物繊維」、「ポリフェノール」という病気を防ぐ栄養素がたっぷりつまっています。冬はりんごだけでなくみかんなどの柑橘類も旬を迎えます。おうちでも積極的に果物を食べて、病気を予防しましょう。

 今日はみんな大好きカレーライスだったため、カレーはもちろん、ごはんの残りもいつもの半分以下でした。1年生でもほとんどの児童が完食し、会食を楽しんでいました。しっかり食べた児童はロング昼休みも元気に遊んでいました。

1月20日(月)

キムチうどん(ソフトめん キムチ汁) 牛乳

豆腐の磯辺揚げ(2.2.2.3)

大根と里芋のそぼろ煮

 今日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」です。大寒とは、一年で最も寒いとされる期間です。が、今日は暖かい日になりました。寒さが厳しくなると、かぜやインフルエンザにかかりやすくなります。気温が低くなり、空気が乾燥すると、かぜやインフルエンザなどの菌は元気になっていきます。冬を元気に過ごすためには、「バランスのよい食事」「適度な運動」「十分な睡眠」が大切です。また、手洗い・うがいをし、菌を体の中に入れないようにしましょう。給食をしっかり食べて、昼休みは元気に外で遊び、早寝早起きを心がけましょう。煮物はどのクラスも残りがちでしたが、「里芋が苦手だけど完食できたよ!」と報告してくれた児童もいて、頑張っている様子が伺えました。

1月17日(金)

ごはん 牛乳 マーボー豆腐 ビーフンスープ

カスタード桃まんじゅう

 桃まんじゅうは、中国料理の甘い点心(軽食)のひとつで、小麦粉で作った皮であんを包み、桃の形にして蒸したまんじゅうのことをいいます。古くから中国では、桃は不老長寿などの縁起のよい食べ物とされ、祝いの席などで桃まんじゅうを食べる習慣があります。大きな桃の中に小さな桃をたくさん入れたものもあるそうです。今日の桃まんじゅうは、中身があんこではなくカスタードクリームです。「今日の給食めっちゃおいしい!」と声をかけてくれた子がいっぱいいました。うれしい限りです☺

1月16日(木)

~ 常総市内統一・減塩献立 ~

ごはん 牛乳 さばのねぎソースかけ

キャベツとコーンのサラダ(和風クリーミードレッシング)

水餃子スープ

 餃子の歴史は古く、今から2600年ほど前に中国で生まれたといわれています。中国の遺跡では、お墓の中から副葬品として埋められた餃子が見つかっています。焼き餃子だけでなく、油で揚げる揚げ餃子やゆでてたれを付けて食べる水餃子、スープに入れるスープ餃子などがあります。日本では焼き餃子が多いですが、中国では水餃子がメインだそうです。今日は水餃子を入れたスープにしました。焼き餃子とは違ったもちもち食感を楽しみましょう。

1月15日(水)

~ 小正月 献立 ~

米パン(あんマーガリン) 牛乳 ほたてクリームコロッケ ポークビーンズ フルーツまゆ玉和え

 

 今日は小正月です。小正月には小豆がゆを食べて邪気を払う風習がありますが、給食ではおかゆを出すことが難しいため、あんマーガリンを米パンにつけて食べました。上手に容器を開けられるかな?

 小正月には「どんど焼き」の他に、木の枝にもちやだんごを刺し、稲穂を表した「もち花」という飾りを飾ります。地方によって「まゆ玉」や「だんご木」とも呼ばれ、「新しい1年が実りの多い豊かな年になりますように」という願いが込められています。給食でも、みなさんにとって実り多い1年になるように願いを込めてフルーツ白玉にしました。

 今日の献立は食べやすかったようで、多くの児童が完食していました。たくさん食べて元気いっぱいな2年1組の笑顔がまぶしいです!

1月14日(火)

ビビンバ(ごはん ビビンバの具 炒り卵) 牛乳

ワンタンスープ 味付き小魚

 今日はごはんにビビンバの具と炒り卵をのせて、混ぜて食べましょう。ビビンバは韓国の料理で、肉味噌とナムルをごはんに混ぜて食べます。本場韓国では、混ぜれば混ぜるほどおいしくなるといわれているそうです。

 みなさんは今年のお正月に「田作り」というおせち料理を食べましたか?田作りはカタクチイワシの子どもを砂糖やみりん、しょうゆで甘辛く味付けして作ります。昔、乾燥いわしを肥料にして畑にまく(田を作る)と豊作になったことから、農作物が豊かに実ることを願って食べます。骨ごと食べられる魚はカルシウムをたくさんとることができます。

1月9日(木)

~ 郷土料理(新潟県) ~

ごはん 牛乳 チキンたれカツ

白菜のおかか和え スキー汁 ミニ洋梨ゼリー

 あけましておめでとうございます。今日から3学期の給食が始まりました。病気に負けない元気な体をつくるために、好き嫌いせずにいろいろな食べ物に挑戦していってほしいと思います。

 今日は新潟県の郷土料理です。スキー汁は、スキー発祥の地である新潟県上越地方の名物味噌汁です。明治45年頃、スキー訓練の際に出されていた、さつま汁のような味噌汁をもとに、このレシピが考えられました。材料や切り方にもそれぞれ意味があり、大根やにんじんを「短冊切り」にしてスキーの板、つきこんにゃくはスキーのシュプール、豆腐は雪やあられ、長ねぎとごぼうはかんじき、しいたけはみのや笠を表しています。

 スキー汁の他に「たれカツ」も新潟県で生まれた料理です。新潟県では、カツ丼といえばタレカツ丼だそうです。薄めのとんカツをしょうゆだれにくぐらせ、ごはんに乗せて食べます。給食ではチキンカツのたれカツです。ごはんによく合う味付けになっています。また、新潟県は洋梨の生産量が山形県に次ぐ第2位です。新潟県を味わいましょう。

1月10日(金)

~ 鏡開き(1/11) 献立 ~

ごはん 牛乳 ぶりの照り焼き

れんこん入りきんぴら 雑煮

 「鏡開き」とは、正月に神様にお供えしていた鏡もちを下げ、木づちや手で割り、それをいただく行事です。刃物は使わず、「割る」や「切る」では縁起が悪いので、「開く」という言葉を使います。もちはお汁粉やぜんざい、雑煮などにして、「1年間病気をしないで元気に過ごせますように」という願いを込めていただきます。雑煮は、お正月に食べる祝いの汁物です。地方や家庭によって具や仕立て方が違います。